十夢ミルクファーム 物語
始まりは、たった一頭の牛さんから
昭和25年、小さな子牛が一匹、十夢ミルクファームにやってきました。
そこから始まった物語は、水稲や畑作と並行して、少しずつ酪農を営む複合型農業へと発展していきます。
牛さんにも、人にも、優しい牧場を
昭和55年、沖正文さんが就農し、酪農への情熱を注ぎ始めます。「牛さんにも、人にも、もっと優しい環境を作りたい」そんな想いを胸に、試行錯誤の日々が続きます。
そして、平成7年。お父様の怪我、お母様の病気をきっかけに、牧場の未来について深く考える時が訪れます。
牛さんを自由にさせてあげたい
家族経営から、みんなで支え合う雇用型へ
たどり着いたのは、 牛さんにも、人にも、地球にも優しい、 持続可能な酪農という道でした。
挑戦と進化
平成8年 、改良資金を借り入れ、フリーバーン牛舎の建設と乳用牛の導入に踏み切ります。それは、大きな挑戦でした。
ピーク時には180頭もの牛さんを抱え、美味しい牛乳を届けてきました。
美味しい牛乳を、もっと身近に
~酪農業は、地域に根付いたものでなければ~
平成17年、そんな想いを形にするため、ジェラートショップ「十夢ジェラート」をオープン。
牧場で搾った新鮮な牛乳をたっぷり使った、自慢のジェラートやみるくを販売し、「地域と消費者を繋ぐ場所」として、たくさんの方に愛されています。
食と命の大切さを伝えたい
平成19年には、パーラーを新設し、搾乳システムを新しくしました。牛さんの健康管理にも、より一層気を配れるようになりました。
同年には、酪農教育ファームの認証も取得。牧場を通して、食と命の大切さを学ぶ場を提供しています。
もっと、もっと、美味しいものを
平成22年には、スタッフみんなで食育ソムリエの資格に挑戦。体験学習のレベルアップにも取り組みました。
そして、同じ年、国の農業主導型6次産業化事業の採択を受け、「まきばカフェ」がオープン。
美味しいお料理も楽しめる、憩いの場として、たくさんのお客様をお迎えしています。